BRM422 R 東京600関東一周 リベンジ!

2018/04/15

4月22日(土)~23(日)はR東京さんの600キロブルベ「関東一周」に参加してきました。
2010年からブルベに参加し始めて毎年なんとかSRをとりながらもDNFは一度もなかったのですが、3年前に参加して人生初のDNFを味わった因縁のコースです。猫2

という訳で今回はなんとしてもリベンジということでDNFはしないぞ、出るからには完走・・・つまりは天気悪そうなら走らない(冷や汗 (顔))くらいのつもりでしたが、幸い天気はよさそうなので参加です。

コースは下のように、川崎(等々力)から都心を抜けて内房を木更津の先、富津岬あたりまで進み房総半島をショートカットして九十九里へ抜け、銚子~水戸~宇都宮~伊勢崎~青梅~川崎に返ってくるという、まさに関東を一周するもの。
600キロと言う距離の割には獲得標高3千メートル程度で、大きな峠もなく平坦な道が多いという「一見」難易度の低そうなコースなのですが、これがまた見た目だけでは分からないものでして、、、

とにかく向かい風が強かったり、北関東の昼夜の温度差にやられ、意外とこまかなアップダウンにやられ・・・結構厳しいコースでリタイヤ率も意外と高かったりします。前回も風邪気味で体調不良に加え、九十九里の向かい風+銚子から水戸の寒さにやられてDNFでした。

今年も1週までに試走したスタッフのbakkyさんのブログによると、内房で強烈な向かい風にやられたそうで、相変わらず難易度は高そうです。
自分が参加した22日~23日は土曜日が曇り、日曜日が晴れの予報。風もさほど強くはなさそうで、リベンジにはもってこいのコンディション!?の予定でした。

スタートは朝の5時といつもより1時間早いので、3時過ぎに起きて家を3時半前に出発。
気温は10度ちょっとで冬用のビブに上は夏用の長袖アンダー+ちょっと厚手の防風じゃない長袖ジャージ+ウィンドブレーカという格好でちょうどいい感じ。
とにかく北関東の冷え込みだけは警戒して、ニーウォーマーやらクラフトの暖かいインナーやいざという時のダウンベストまでサドルバッグに詰め込んでます。

ブリーフィングではPC1~PC2の房総半島ショートカットコースが分かりにくいのでQシートだけで走る人は気を付けて、と言う感じの注意点のみ。もちろん自分はGPSだよりなのだが、実際に走ってみて確かにあのコースをQシートだけで走るのは相当難易度が高そうでした。

ブルベカードのアルファベット順に車検をしてスタート開始ですが、自分はFだったのでしばらく待ってのんびりスタート。
5時ころには空もうっすらと明るくなってきました。

序盤は都心を抜けるので、信号だらけでペースは上がらず。ま、分かっていたことなので焦らずに、周りの人とあまり大きな集団にならないように気を付けながら進む。

明け方の銀座。
とても静かで、人通りもほとんどありません。

途中トイレ休憩で寄ったコンビニで豆大福など食べながら、45キロ地点、通過チェックとなる習志野のローソンは7:30に到着。
水とシリアルチョコを買って早々に出発。
このあたりからはやっと信号も少なくなり、110キロ地点、PC1までは少しペースアップ。風は弱くて、時折追い風か?(正直、このあたりすでにあまり記憶にない冷や汗 (顔)
PC1、富津のセブンイレブンには10:10の到着。序盤のスローペースを少し取り戻した感じ。
ちょっとおなかも空いたので、おにぎり2つとカップみそ汁で補給。おにぎり

ここからは房総半島を横断。
標高は高いところでも200mもないのだが、ところどころ8%越えの急坂があったり、向かい風が吹いていたりで、結構脚が削られる。

幹線道路はほとんど走らず、こんなコースどうやって選んだんだろうというような細い道の連続。
短いトンネルをいくつも抜けます。

細いけど路面の状態が良くて、自転車が気持ちよく走れる道があると思えば、

かなり荒れた道もあり。
でも、ブルベのコースじゃなければ知ることのなかったような道で楽しい!わーい (嬉しい顔)

コースに従って道を曲がると、いきなり素掘りのトンネルが現れる。
「永昌寺トンネル」と言う名称で、「観音掘り」と呼ばれる将棋の駒のような形の日本古来の掘り方だそうです。

トンネルを抜けると小湊鉄道線のわきを走ったり。
少し大きめの道路を横切ったかと思えば、またこんな道。もう何というか、竹が覆いかぶさってきそうです。

途中にはダート道もあって、砂に車輪を取られそうになったりもしましたが、なんとか174キロ地点のPC2ファミマへ。
まともに長距離乗るのは319のあおば200以来なので、もう既にお疲れモードに突入です。
PC2手前では、ファットバイクで参加されていた方が、パンク修理してました。太っといタイヤでチューブ交換も大変そう。あんなタイヤでもパンクするんですねぇ。
PC2到着は13:26。昼食に親子丼を食す。

ここからは九十九里を北上するのですが、なぜか写真を撮りそびれてしまい。この日の写真はこれでおしまい。
予約している宇都宮のホテルのフロントが1時までということで、できれば12時半くらいには到着したいという気持ちの余裕のなさという訳でもないのですが、、、

前回終始強い向かい風に悩まされた区間ですが、今回ももれなく向かい風。
ただし、さほど強い風ではないのが救い。とは言えやはりスピードは20キロ程度。とにかく完走が目的なので無理せずに進む。
銚子のPC3ファミマには16:35の到着。ここまでの平均でかろうじて時速20キロをキープ。
夕食にはまだ早いが、水戸のPC4までは80キロ以上あるので、コンビニの油そばでかるく腹を満たして出発。

鹿島のあたりでちょっと雨がぱらついてきたが、濡れるほどでもなく止んでくれた。この後水戸の先まで時折ぱらつく雨に降られたが、幸い濡れるほどでもなくやり過ごすことができた。後ろにいた人の中には結構降られた人もいたようなので、先に抜けて正解だったようだ。
この区間、暗くなってきて気温も下がってきたが、まだ寒いと言う程ではない。

水戸の少し手前、320キロ地点のPC4には20:48着。
チャーシュー丼とカップみそ汁を食べる。今日何食目だかだんだん分からなくなってきたが、おなかが空いて食欲があるうちはまだいい調子ということで、本日の宿泊地、宇都宮に向けてスタートする。
ここからは一気に冷えてくることを想定して、クラフトのインナーを着るが、思ったほど気温は下がらず、少し暑いくらい。ウィンドブレーカのファスナーを全開にして走りました。
少し走って、ゴルフコース脇や森林公園を抜ける登りでは結構な霧。上り坂をゆっくり上っていると、ファットバイクの方がまたパンク修理。暗い中大変そうなので、止まって明かりを照らすなど手伝えたらよかったのかもしれないが、宇都宮までの時間にあまり余裕がなく、ひと声かけてそのまま進ませてもらう。

水戸から茂木を抜けて宇都宮へと進むコースは、緩やかなアップダウンが続く走り易い道。
ヘタにドフラットな道よりも、さほどきつくなく緩やかに上って、緩い下りを快適に下る道のほうが走り易い気がする。そういうことではこのコースは結構走り易い。ただ、先ほどまで結構な雨が降っていたのか路面がしっかりと濡れていて、タイヤの跳ね上げでシューズが中までしっとりと濡れてしまったのは残念。そうでなければ、本当に快適なコースだと思う。

宇都宮の通過チェックにはとりあえず想定通りの0:30に到着。
ホテルはすぐ先なので、ここで夜食と缶ビールを買って予約しておいた駅前のホテルへ。
自転車を部屋に持って入っていいか聞くのに、ぬれた路面で自転車が少し汚れていたので嫌な顔のひとつでもされるかと心配したが、さすが自転車のまち宇都宮、きもちよく「どうぞ」と言われて一安心。
部屋はシングルで広くはないが、まあ数時間寝るだけなので十分。シャワーを浴びて、ビールを飲んでかるく夜食を食べて就寝。
残りは220キロ程度なので、11時間程度としても6時半くらいに出発すれば明るいうちにゴールできるかと、6時に目覚ましをかける。さすがに前日3時起きで、一日の疲れもありあっという間に夢の中。5時間弱熟睡して目覚ましに起こされる。

日曜は快晴!晴れ
顔や手に日焼け止めを塗って、なんだかんだで6時半頃に出発。

天気は良いが、涼しくて気持ちのいい天気。風もなくて、快適に進む。
しばらくはアップダウンさほどなく、いいペース。

 

これは東武佐野線の電車かな? かなりローカルな感じの踏切でちょうど遮断機がなったので、写真を1枚。

これは足利のあたり。ひたすら伊勢崎のPC5に向け西に進む。
相変わらず道は快適だが、このあたりから風が出てきて、しかも思い切り向かい風。いい感じで脚も疲れているので向かい風に抗えず、ペースダウン。

風は一向に止む気配もなく、むしろ強くなって、道のわきの旗もこのあり様。台風
おまけに右ひざが少し痛くなってきたので、無理せず20キロを切るようなスピードで進む。

伊勢崎のPC5には10:54に到着。
宇都宮からここまでは二人くらいのランドヌールしか見かけなかったが、PCのセブンイレブンには10人ほどの参加者がいてちょっとびっくり。みんな結構疲れた様子。
結構しっかりと食事をとっている人も何人かいたが、自分は朝ホテルで買っておいたパンとスープであまりおなかも空いていないので、アイスを食べてすぐにスタート。

ここからは南へ向かう道。風も横からや時折追い風に変わり一気に走り易くなる。
昼近くなって気温も上がってきたが、暑すぎることもなく、しかもカラッとしているので汗もすぐに乾いてサイクリングにはちょうどいいコンディション。
少し進んで利根川を渡る。

ここから先は、スタートから軽井沢方面に行くのに反対から通ることのほうが多いが、何度か通っているブルベでは定番のコース。

峠と言うにはあまりにも短い笛吹峠へのきれいな道を登り、

高麗神社(こまじんじゃ)の横を通り、

飯能を抜けて、青梅へ。
青梅の手前ですこしきつい坂があるが、それを超えれば下って多摩川を渡りスタートから555キロ地点の通過チェック。
14:56到着。思っていたより遅いペースだが、残り50キロほど、最近は6時近くまで明るいので日が落ちる前にはゴールできそう。
さすがにお腹もすいたので、タラコパスタを食べて出発。

ここから先は、信号も多いし結構アップダウンもあってペースが上がらないのは織り込み済みなので、焦らずに進む。
浅川沿いから百草園の駅に抜けるところで道に迷っている参加者に声をかけたりしながらゴールに向かう。(確かに初めてだとわかりにくい道である)
連光寺の登りは膝の痛みをだましだまし何とかいなして、ラストスパート。

17:43ゴールのセブンイレブンに到着。37時間43分という「まあそんなところか」というタイムで無事完走できました!
もう少し早く戻れるかと思ったが、結局暗くなるギリギリになってしまった。

そのあとゴール受付のジョナサン武蔵中原店でミックスグリル定食を食べながら、主催の吉川さんやスタッフのbakkyさんなどと少しお話をして帰路へ。
店を出るとすっかり暗くなっていて、8時前に帰宅。のんびり風呂に入って、ビール飲んで早々に寝ました。

リベンジで臨んだ関東一周でしたが、向かい風や膝の痛みはあったものの、全体に天候に恵まれ難易度はさほど上がらず無事に完走できました。
ところどころで、シンドイかったり膝が痛かったりで「600はもうこりごり」くらいに思っていたのに、2~3日経つとすっかり忘れて楽しい思い出になってしまってます。
そういえば、ジョナサンで食事しながら話した人も「こんど千葉の1,000キロにエントリーしてるんだけと、とても走れる気がしない」と言ってましたが、今頃はすでに走りたくてうずうずしているのではないでしょうか?あっかんべー

自分はと言えば、今年はまだ400を走ってないので、SRに届いていません。予定もはっきりしていないので、まずは400のエントリーをしなくてはというところです。

↓ブログ村ランキングに参加してます。
↓よろしければ、クリックお願いします。<m(_ _)m>

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村

-自転車