富士ヒルクライム　（当日編）

2011/06/14

富士ヒルクライム、レース当日の様子です。

4時過ぎに起きて、おにぎり２つとインスタントのトン汁で朝食を済ませ、5キロほど離れたスタート地点に自走で向かいます。
幸い夜中に雨は上がったようで、路面も乾きかけていました。
スタート地点の富士北麓公園に向かう道は既に自転車の長い列。
緩い上りを軽いアップのつもりでペダルの回転を上げて走りました。もっともこの後スタートまでの待ち時間ですっかり体は冷え切ってしまうのですが。

会場に着いて、下山用の荷物を預けて自転車を置きます。7時のスタートまでまだ1時間以上ありますが、既に自転車がいっぱい。

ハンドル周りには事前に作成したペース表をステムの所に括り付けて、こんな感じ。

ペース表にはFunride3月号に乗っていたコースの傾斜なども加味した1時間28分目標の5km毎の目標タイムと、それを単純に5で割った1kmのラップタイムを書いておきました。
今日の作戦は、とにかくこのペースを目指して頑張ること。作戦っていうほどのものでもありませんね

7時にアスリートクラスがスタートして、以降5分おきに女性、3千番台、4千番台・・・と順にスタートします。私は6千番台なので7:25のスタート。
5千番台の組がスタートした後、ぞろぞろとスタート地点に並びます。

う～ん、いい感じで緊張感が出てきました。
そしていよいよスタート！
ゴールまで写真はありません。写真を撮る余裕が全くなかったわけではありませんが、なんとなく「それはやめとこうかな」と思って撮りませんでした。おかげで、ブログ的にはさみしいことになってしまいましたが、、、

＜スタート～５ｋｍ＞
スタート地点から計測開始の料金所手前まではゆっくりと進みました。
計測開始地点でEdge705のStartボタンを押し、レース開始。
開始しばらくは７％超のきつい上りが続くので、1km約4分のすこしゆっくりのペースで上る予定。「スタート直後は周りの人がハイペースで飛ばしていくので、引っ張られて無理をしないように」というアドバイスを色んなところで読んでいたので注意していたのですが、意外とみんなスローペースでやや拍子抜け。
Edge705のオートラップを1km毎に設定し、１キロすぎるたびにラップタイムが表示されるようにしてペースを維持。このオートラップ機能、設定した距離になると「ピッ」という音とともに画面にラップタイムが表示されるのでとても便利。
とにかく、ペース表よりも若干早いくらいのペースを保とうと周りを少しずつ抜きながら淡々と進みました。結局５ｋｍを1分ほどの貯金で通過。

＜５ｋｍ～２０ｋｍ＞
５ｋｍあたりに来ると、周りは同じスタート組の6千番台と１つ前の組の5千番台のゼッケンが半々くらい、2千番台の女性参加者の姿もちらほらと見えるようになってきました。勾配は３％程度の緩いところと６～７％程度の少しキツイところが交互に現れる感じ。
緩いところは頑張って20キロ以上出し、きついところは無理せずに15キロを切ってもあせらず進みました。そのせいか、緩斜面で抜いて急斜面で抜かれるというパターンが多かった気がします。
途中、同じCannondale CAAD8フレームに乗った方から「一緒ですね。頑張りましょう！」と声をかけてもらったり（あっさり抜かれましたが^^）、同じペースで抜きつぬか列していた人から「いいペースで来てますね」と話しかけられたりと会話を楽しんだりしながら着々と高度を上げました。
１０ｋｍあたりになると、２つ前の組の4千番台や１つ後ろの人の7千番台の人も混ざって色んなペースの人と走る感じ。
タイムの方もペース表よりも若干いいペースで進み、１５ｋｍ辺りでは1時間28分ターゲットに対し1分以上の貯金。このあたりで足が攣るなどのトラブルがなければ目標の1時間半は切れそうとの感覚がほぼ確信になってくる。
あとはペースを落とさずに頑張るだけ。

＜２０ｋｍ～ゴール（２４ｋｍ）＞
２１ｋｍ過ぎから現れる2キロほどの平たん路で初めてアウターに入れて、ここはとにかくスピードアップ。38km/hくらいまでスピードを上げて何人かパスしましたが、ここで力を出し切って、最後の数百メートルの登りはもうヘロヘロ。
「あと300メートルですよっ！」という沿道からの女の人の掛け声に「よーし」と思うものの、どう見てもゴールまでは500mはありそう。あれは、元気づけて最後の力を振り絞らせる「ウソ」だったのかもしれないが、一向にたどり着かないゴールに完全に気持ちが折れて最後はトロトロペースでゴール。
それでも、目標の90分をクリアし86分台でゴールできました。