BRM526静岡600乗鞍 何とか完走

この週末は静岡の600キロブルベ「BRM526乗鞍」に行って来ました。

↓コースはこんな感じ。(クリックで拡大)
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乗鞍というコース名が付いてますがさすがに乗鞍に上る訳ではなく、袋井から乗鞍の近くを通って高山まで行って戻るコース。
それでも大きめの峠がいくつもあって、ルートラボによれば獲得標高8,000mとなかなか厳しそうなコース。600と言う距離もそうですが、大きめの峠が500キロを超えてからもあったり、高低図をよ~く見ると小さなギザギザがたくさんあったりとかなりキツそうです。

朝5時半からブリーフィング開始。6時に静岡の袋井をスタートですが、家から車で3時間ほどかかるので3時前には起きて出かけなければなりません。
これまで300や400はそれで参加してたのですが、さすがに600でそれはキツイのでビジネスホテルに前泊することに。
更に、コースの途中300キロ過ぎた高山でも仮眠用のホテルを予約。とにかく何がキツいって睡魔ほど苦しいものもないので、眠気対策を完璧にしました。
途中で4時間でもベッドで寝られると随分と楽と言うことをゴールデンウィークの東北1700の時に経験して味を占めたので今回もその作戦。

で、金曜の夕方6時半過ぎに一緒に参加する会社の仲間に車で迎えに来てもらい家をスタート。途中の足柄SAで夕食を食べて10時前には掛川駅近くのホテルにチェックイン。朝までしっかり睡眠をとりました。

翌朝は5時前に起きてスタート地点の原野谷川親水公園へ。
既に多くの参加者が集まってました。
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ブリーフィングでのスタッフの方の最初の一言が「今回のコースはやさしくありません!」。
やっぱりな・・・
後は「昼間は天気も良く暑くなり、夜中はかなり冷え込みます」と。今回は薄い長袖アンダーに半袖ジャージ。防寒用に防風ベストとウィンドブレーカー、レッグウォーマーという装備ですが、高山の明け方の冷え込み具合がちょっと心配です。

自転車の点検を済ませて6時7分ほど前にスタート。
天気は最高!
70キロ先のPC1までは平坦基調のコース。スタート直後はまだ集団なので、いい感じのスピードのグループに着いて楽して進みます。
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PC1までは信号待ちなんかも入れてAve26kmh超となかなかのペース。と言うか、このままのペースではこの先持ちません

PC2を出ると、さっそく一つ目の峠。無理せず進みます。
気温もどんどん上がって、道路わきの温度計は22℃の表示。でも湿度が低いせいかさほど暑さは厳しくなく、日陰に入れば涼しくてちょうどいいくらい。
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が、もう一人の仲間のペースが全く上がらず、ちょっとした上りでも一気にスピードダウンしてしまいます。足が痛いとかではなく、どうにも力が入らない様子。

コースの方は、渓谷沿いの気持ちの良い道を進みます。
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途中、東北1700の時に見かけたひとがいたので声をかけたら、埼玉からきているのこと。自分は1000キロでお尻が痛くてリタイヤしましたが、その人はちゃんと最後まで完走したそうです。う~ん、うらやましくなってきた。

そうこうしているうちに長い上りもようやく終わって、峠で遅れた仲間を待っているときに、ちょっと横を見ると、、、
「峠まで0.5K」の標識  なんだ、終わりじゃないのか・・・
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峠を下った後も小さなアップダウンを超えてPC2に到着。ここでも遅れてくる仲間を待ちます。
しばらくしてやってきましたが、やはりどうにもスピードが上がらない様子。このペースでは高山での睡眠時間が確保できなくなりそうなのと、なによりこれで後500キロ近く走れる気がしないということで、残念ながらここでDNFすることに。
自分はどうしようかとちょっと悩みましたが、せっかく前泊までしてここまで来たので一人で続けることにしました。
とりあえずゆっくり休んでからどうやって戻るか考えるという仲間を残してPC2をスタート。
なんだかんだでPC2で十分休んだこともあり、比較的調子よく進みます。

途中からは去年の600でも通った中央高速沿いの小さなアップダウンが沢山の道。
去年は7月でしかもスタートが土曜の0時(金曜24時)で寝ずに走ったため、暑さと眠気で非常にキツかった覚えがありますが、景色を楽しみながら今回は気持ちよく走れました。
左に中央アルプス、右に南アルプスの雄大な山々が見えます。
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しばらく進んで、中央高速沿いからはずれると本日二つ目の大きい峠「権兵衛峠」。
PCでもなんでもないコンビニでコーラを飲んでエネルギー補充。
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まっすぐな上りのずっと先にさらに急な坂が見え、その更に先にはこれから超えんとする山が、、、 しかし、写真だとただの平らで快適な道にしか見えないな。
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途中車が沢山止まって人が大勢の場所があり、ふと見るときれいな花畑。
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やっと峠の権兵衛トンネルに到着。
と思ったら、道の横からひょいっと何かが飛び出してちょこんと座った。
よく見るとサル。とっさにカメラを取り出して写真を撮りましたが、向こうもびっくりしてましたが逃げるでもなくこちらを見てます。
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トンネルを抜けて少し下ったPC3で休んでいると、参加者の人から「みなさん夜はどうされるんですかねぇ」と声をかけられた。
聞くと「私、ブルベ初めて参加なんです」とのこと。「えっ!600がではなくブルベが初めてなんですか?」と思わず聞き返してしまいましたが、「そうです。よく計画も立てずに参加してしまいました」とのこと。「それはチャレンジャーですねぇ」と言いましたが、ホント無茶な人もいるものだと感心しました。まあ、それなりに走り込んでそうな感じの人だったので、きっと無事に完走したんでしょうね。

そこから先は日も暮れてきて写真もここまで。
夜になると1,000mを超える山道はさすがに冷えてきて、下りではウィンドブレーカやらレッグウォーマーを着込んで高山のPC4に到着。
そこから少し進んだ駅の近くのホテルについたのは夜の10時。310kmほどで16時間なので、まあまあ予定通りのペース。

翌日は4時にスタートすればいいとして、3:40に目覚ましをセット。4時間強しっかりと睡眠をとりました。

翌朝。4時はさすがにまだ暗い。気温も低いが、寒くてたまらないという程ではない。
同じように高山に止まって、このくらいの時間にスタートする人がいるかと思ったが、どうやら誰もいない。ちょっと出遅れた?
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ちいさな峠のてっぺんの温度表示は5℃。やっぱり寒い訳だ。
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それでもしばらくすると日が射してきて、だいぶ気温も上がってきた。ちょうど背中から日が射して、自分の影が前方の長く伸びている。
きょうも最高に良い天気になりそう。
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次のPCまでは100キロもあるので、ちょうど半分ほど進んだ下呂温泉の近くで休憩。
前日買ったパンを食べる。
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山を越えては川沿いの道というパターンを何度か繰り返す。
これは矢作川かな、、、 飛騨川やら豊川やら似たような風景が何度もあって良く分からない・・・ どれも景色がよくて気持ちいい道なんだけどね。
途中、(ブルベ参加者ではない)普通のローディーと何人もすれ違う。
この辺り平坦も山道もあって、信号もほとんどないし、練習にはもってこいなんだろうなぁ。
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途中のPCでブルベ参加者と出会う。
何百キロも走ってきて会うような人たちは、やっぱり同じように高山で休んで似たような時間に出発した人、つまり同じようなペース・パターンの人か、ゆっくりペースだけど淡々と走り続けてきた人のどちらか。

PC6を出て大きな峠を越えると最後のPC。峠の登りでは先月の静岡400でも見かけたランドナーに乗っている人をパス。それにしても、あの重そうな自転車でこのコースを走破するとは、本当にすごいと思う。
最後のPC7で休んいると、少し先に行ったはずの東北でご一緒した人が戻ってきた。
「てっきりPCはサークルKだと思い込んでこの先のサークルKに行ったら、最後だけはサンクスなんだ」と言ってましたが、確かにこれまでのPCはすべてサークルK。
静岡にはサークルKが多いのでしょうが、それにしてもサークルKばっかりだと食べるものも同じようなものばかりになって飽きてくるので、たまにはセブンとかファミマとかにして欲しい。

PC7からゴールまでの約60キロはほぼ平坦な道。
茶畑が見えてくると静岡に戻ってきたなぁという感じがしてくる。
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途中にはこんな対規模な橋梁工事の現場が。第2東名はもうできているはずだし、まだ何を作ろうというのだろう。良く分からずに書くのもなんだが、高いお金が本当に有効に使われているのだろうか・・・などとブルベとは関係のないことも考えてしまう。
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ゴール手前。夕日がきれい。
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かろうじて明るいうち、7時にゴール。
いやぁ~、思った通り厳しいコースでしたが楽しいブルベでした。

途中でリタイヤした仲間は、結局飯田駅から輪行で戻ったらしく、日曜は日帰り温泉でのんびりしていたとのこと。軽い熱中症みたいな症状だったのかどうか、原因ははっきりとわかりませんが、大事ではなくひとまずよかった。

ゴール後は、日帰り温泉で汗を流し、カッパ寿司で寿司を食って日付の変わる前に帰宅。

さあ、次は来月の400で一旦はブルベも終わる予定。
しばらくはブルベ以外のサイクリング楽しみます。秋にはまたブルベに参加するかもしれませんが。

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