BRM420静岡400 ～雨の完走～
平日は暖かく良い天気なのに、何故か週末になると天気が悪くなりますね。
4/6と言いこの週末と言い、、、
BRM406青葉300は多少の雨でも走ろうともっていたのですが、前の晩の「暴風のため夜の外出は極力控えてください」の天気予報で止む無くDNSとしました。
今週は「BRM420静岡400恵那」にエントリーしてました。数日前までの予報では日曜に小雨が降る程度の予報でしたが、金曜には土曜の夜中から雨に変わってました。
しかし、今年最初の400だし雨もぱらつく程度のようなので、参加することに。
それにこの静岡の400恵那コースは3年前に初めて400を走った思い出深いブルベ。きつくて最後は左ひざを痛めて大変でしたが、終始ハイテンションで楽しい記憶があります。
5時半からのブリーフィングに向けて、家を3時ちょっと前に出発。
5:25頃にスタート場所に着くと既に何人かの人が集まってました。
スタートは6時、6時半、7時の3つに分かれているのですが、今回は全部で42人ほどの参加者とのこと。雨の予報のせいかDNSの人が多かったらしいです。
PC1までは市街地から平坦路で23kmほどしかありません。
が、走り出してすぐにチェーンから「キュルキュル」と音が・・・ あっ、そう言えば先週チェーンを洗浄して乾いてからオイルを塗ろうと思っていたのにオイルを忘れたような気が、、、
おまけに、Edge705に入れたコースにPCまでの距離が表示されない。いつもはコースにPCの場所をポイント登録しておくとそこまでの距離が表示されてそれを目安に走っているのだが。
うまくデータを読み込めなかったのかと思い、再度コースデータを読み込んでみるがやはり同じ。どうやらポイント登録するまえのファイルを入れてきてしまったらしい
更にデータの再読み込みをしたので、走行距離がリセットされてしまいPCまであと何キロかも正確には分からなくなってしまった。（涙）
どうも、ちぐはぐである。
取り合えず近くのコンビニに寄って、チェーンにオイルを差し、ウィンドブレーカを脱いだり、Qシートホルダの取り付け位置を修正したりして再出発。
まだ20キロも走ってないというのに、だいぶ出遅れておそらく最後尾になってしまった。
PC1では「ウィダーインエネルギー」を補給し、すぐにスタート。
PC3までは120kmもあって、途中に2つの峠。ここからが本番と言った感じ。
しばらくは天竜川に沿って進みます。雲は出ていて気温も上がりませんが、さほど厚い雲ではなく雨は降りそうもない感じ。
川沿いの道は交通量も少なく、走っていて気持ちのいいコース。
鯉のぼりも。そういえばもうすぐこどもの日ですね。
しばらく走っていたら日が射してきました。
気温は相変わらず上がりませんが、日差しがあると気持ち的には随分違います。
気温表示は11℃。薄手の防風長袖ジャケットでちょうどいい感じ。
う～ん。やっぱりこのコース景色が良くて気持ちいいですね。
川沿いから離れて上って行くと、道端には赤い花がきれいに咲いてました。
PC2には1時頃に到着。
お昼ご飯はカップめんとチャーハン。デザートにフルーツゼリー。
最近どうもこのパターンが多い。
PC2を出るとPC3までは70キロほど。
ちょっとした峠が3つありますが、峠以外も細かなアップダウンが沢山あり、この区間が一番キツイ、とブリーフィングで言ってました。
お昼を食べてお腹もふくれたところでPC3に向けて出発。
と思ったら、最初の登りのところでなぜかいきなり眠気が襲ってきました。まだお昼過ぎだし、3時前に起きたとはいえそれほど寝不足という訳でもないはずなのに、眠くて意識がもうろうとしてくる。
力が入らなくてスピードも出ないし、ふと気づくと道を外れそうになっていて危ない。
仕方なく、道の脇に自転車を置いて道路の横で大の字になって目をつむりました。熟睡ではなく半ば意識がある状態ですが、10分か15分程度横になったらだいぶ楽になったので出発。寝ている間に何人かの方が通り過ぎた気がします。また出遅れてしまいました。
走っていると何か所も「そういえばここ通ったなぁ」とか「これ見た」という場所があります。このブルベかどうかも覚えていませんでしたが、断片的に記憶にあって、「ああこのブルベの時だったのか」と思い出す次第。
そういえば、このでっかい狛犬も見ました。
前回、ここの坂を上っているときに地元のサイクリストに「ブルベですか。今日は暑くて大変ですが頑張ってください」と声をかけられた（そして抜いて行ってしまった）なんてことまでふと思い出してしまいました。
こんな登坂車線のある上りも何か所があって、スタッフの説明通りなかなか足にこたえます。
途中の下りでディープリムを履いた人に一気に抜かれましたが、しばらく行って上りになると追いつき追い越してしまう。で、また下りで抜かれるみたいな感じの人いました。
PC3手前の登りで追いついたので、「結構キツイですねぇ」と話しかけると、「膝をやられてしまって登れないんです」とのこと。
「これを上ればもうすぐPC3ですよ」「ええそうですね」などと会話をしました。
ここで一旦先行したのですが、トイレに寄っている間に抜かれてしまい、結局ほぼ同時にPC３到着。
PC3手前はこんな感じののどかな風景。
PC3ではスタッフの方が通過チェックを行っていて、名前を告げるのですが、一緒に走ってきた人は6時半スタートの人でした。6時半スタートの先頭らしいです。なるほど下りや平地は早い訳だ。（ひざを痛めなければ上りも早いんでしょうね）
ここまで雨も降らずそらも明るいところがあったりするので、スタッフの人に「もしかして雨降らずに済みませんかね」と期待を込めて言ったら、「絶対に降ります！」との力強い言葉。
やっぱりそうか・・・
PC3ではちょっと早めでしたが「半熟卵の親子丼弁当」と「あおさのカップみそ汁」で夕食。
ここでは何人かの参加者が居ましたが、ここから先は走っていても全く誰とも合わず完全な一人旅。
走り出してしばらくすると、予報通りポツリポツリと雨が降り出してきた。
まだ小雨でしたが、服が濡れて冷えるのも嫌だったので早めに上下レインウェアを着込みます。このレインウェア、去年のゴールデンウィーク「東北1700」の時に雨の中も走るかもと思ってWiggleで買ったやつですが、これまで結局一度も使っておらず、今回は初めての使用。
今回、わざわざ上下のレインウェアまで持つかどうか迷ったのですが、持ってきて正解。おかげで体を冷やすこともなく走ることが出来ました。
しばらく走るといよいよ雨は強くなり、顔に当たる雨粒が痛いほど。
また、PC４までは基本的に山の中でところどころに集落があるものの、多くは自分のライト以外の明かりは何もない真っ暗な道。
まあ、これは前回走って分かっていたことですが、今回は雨で更に視界が悪いのと、途中全く他の参加者に会わないこともあってなお心細さが募ります。
下りもとにかく滑ってこけないように注意し、パンクが怖いので水たまりを極力避けながら我慢の走行。う～ん、シンドイ
やっとの思いでPC5のファミマに到着しましたが、参加者は誰もいない。とりあえず暖かい缶コーヒーを飲んで、ライトのバッテリーを交換しようと思いますが、なんとこのファミマ店先の軒下の雨をしのげるところには所狭しと野菜が並べてあって雨の当たらない場所がない！
かろうじてゴミ箱の前の少しだけ雨をしのげるところでバッテリーを交換し出発。
スタート前にやっと一人参加者が来ていました。
ここからは基本的に市街地を走行。（と言っても暗いところが多いですが）
浜名湖の西側を南へ下り、PC５を経てゴールです。
ほとんど平坦コースですが、最後の方は向かい風が強くてスピードも乗らず、一向に止まない雨と相まって結構キツイ。
やっとの思いでゴール。なんと時間は20時間59分と、ぎりぎり21時間をきってました。
ゴール受付ではスタッフの人にクリームシチューをいただく。疲れて冷えた体にはこれがたまらなくおいしい
どうもありがとうございました。
びしょ濡れの自転車やレインウェア、靴を車につめこんで帰宅。
途中パーキングエリアで何度も仮眠をとりながら東名を走り、8時前に家に着きました。
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