BRM602 R東京600 関東一周

先週はランドヌ東京の600キロブルベ「関東一周」でした。

「関東一周」は2014年に参加して初めてDNFをし、去年はそのリベンジで完走した思い出のあるコースです。
コースプロフィール的には大した登りもなく難易度の低いコースに見えるのですが、そこは自然を相手にするスポーツ。いろんな条件が重なってそう簡単には行かない訳で、、、

今回は、朝練仲間のSさんと一緒に参加。
去年は朝5時スタートでしたが、今年は6時スタートということで、朝4時半頃に家を出て自走でスタート地点の等々力アリーナに向かいます。
エントリーリストには120名の名前がありましたが、天気もよさそうでDNSは少ないようでかなり大勢の参加者が集まっていました。ブリーフィングの後、階段のところで集合写真を撮って順次車検をしてスタート。

スタートしてすぐに中原街道を出て、丸子橋を渡り都心に向かいます。

都心を抜けるまでは信号峠でペースが上がらないのはいつものことながら、今年はスタートが去年よりも1時間遅いこともあってすでに人や車が多い。このコースなら5時スタートのほうが走り易い感じでした。
それでもまだ閑散とした朝の銀座を100名ほどの反射ベストを着た自転車集団が走り抜けるのは、知らない人から見たらちょっと異様な光景かもしれません。

45キロ地点の通過チェックには8:18に到着。到着した時点でアベレージ20kmhを切ってますが、都心の信号待ちなど考えればまあこんなものでしょう。
クリームパンで軽く補給して、水を買い一休みしてスタート。

幕張を抜けてしばらくは内房を走ります。
晴れてはいますが、うす曇りの空模様で、晴れ過ぎるよりはこのくらいのほうが走り易い感じ。

110キロ地点にある富津のPC1には11:27着。
ここからは少々アップダウンのある道で房総半島を横切るコースで、次のチェックポイントまでは60キロ以上あるので、冷やし温玉うどんとおにぎり、バナナで少し早めの昼食。
PC1を出るとやっと信号のない田舎の道になってきます。

昨年のコースとは微妙に違うのですが、細い道や狭いトンネルをいくつもくぐりながら細かなアップダウンを繰り返して進みます。

昨年も竹藪の中を通りましたが、こんな片側で路面がきれいな道ではなかったような、、、
なんせ、GPSの言いなりに進んでいるので、よく分かりません。あっかんべー

未舗装区間もありますが、路面はきれいでロードバイクでも問題なく走れます。雨だったら厳しい道かもしれませんが。

今年はこの素掘りのトンネルは通りません。
ブリーフィングでは「行きたい人はこっちに行ってもいいですよ~」と言ってたので一瞬迷いましたが、トンネルの中が濡れてそうだったので無理せず普通のコースへ。

こんな田舎道をタップリ走ります。ところどころ急坂もあり脚に来るのですが、個人的には好きなコース。

九十九里の海岸に出たところの角にある173キロ地点の通過チェックには14:45着。
甘いものが食べたくなったので、アイスにプリン、リンゴジュースと冷たいものばかり食べました。

この日は390キロ地点の宇都宮に仮眠のホテルを取っているので、睡眠時間を確保するためにももう少しペースを上げたいところ。
ここから銚子までペースを上げられるかどうかは風次第。大抵向かい風に悩まされるのですが、今回はたまに弱い風が吹く程度でほとんど無風に近い感じ。
このあたり仲間に前を引いてもらって、いい感じのペースで進んでました。

しばらく行くと、別の人に追いついてそこからは3人で交代しながら30kmhほどの速度で進みますが、しばらく続けているとちょっとしんどくなってきた。水もなくなってきたのを理由に、銚子の少し手前で離脱。銚子駅前のPC2まではゆっくりと。

238キロ地点のPC2は17:48着。
まだまだ明るくてお腹もあまり空いてないのですが、次のPCまでは80キロ以上あるので、おにぎりと味噌汁で軽くおなかを満たして出発。

鹿島に向かう真っ直ぐな道では真正面に夕日があって、きれいですが眩しい。

この先は暗くなり、写真は無し。
水戸近くの320キロ地点のPC3には21:42着。このペースだと宇都宮に着くのは2時近くになりそうなので、念のため予約しておいたホテルに遅い到着になる旨連絡。「問題ありませんよ」とのことでした。

水戸から宇都宮までは約70キロ。緩いアップダウンがありますが、広い道で路面も荒れておらず走り易いコース。
しばらく進んで、ふとミラーを見ると仲間が付いてこない。どうやら眠くて全くペースが上がらない様子。しばらく20キロを切るスピードで進んでいると、頭から水をかぶって復活したようでペースアップ。
ところがまたしばらくするとペースダウン、、、とにかく眠いということでコンビニで「眠眠打破」を飲む。まあ、大して効かなかったようですが、そんなこんなでだましだまし進んで、389キロ地点の宇都宮の通過チェックには1:39に到着。
ホテルで飲むために缶ビールと、夜食のスープ、翌朝用のスープとパンを買って宇都宮駅の東口のホテルへ。Webには「繁華街の中にあって便利」と書いてありましたが、確かに夜中の2時だというのに怪しい呼び込みがたくさんいるような繁華街の中、違和感たっぷりの自転車二人組。
ちょっと迷ってホテルを見つけてチェックイン。自転車は外に屋根付きの置き場があるということでしたが、鍵がかからないというので部屋に持って入ることにしました。

シャワーを浴びて、ビールを飲んで一息ついて寝たのが2時半頃、翌朝は6時に出発と決めたので5時半に目覚ましをかけ3時間ほど熟睡しました。

6月3日(日曜日)
目覚ましとともに、5時半に起きて昨晩買っておいたパンとカップスープで軽く朝食。
着替えをして6時にロビーで仲間と合流して出発・・・ と思ったら2~3百メートル走ったところで後ろから「あっ、ゴメン、反射ベスト忘れてきた!」の声。うれしい顔
取りに帰るのを待って、再スタート。

昨日とはうって変わって雲一つない青空。暑い一日になりそうな予感です。晴れ

車の通りも少ない日曜の朝の道を快適に進みます。
スタートしてすぐに、コンビニで水分補給&トイレ休憩など取りながら、無理しないペースで。

足利の街中で、信号ストップでふと見ると「織姫交番」という名前の見た目も変わった(竜宮城風?)交番が。思わず写真を一枚。

風はさほどないものの、暑くなってきてちょっとペースダウン。
おまけに、もう一人の仲間はすでに睡魔に襲われているようで、ますますペースが上がらない。6時に宇都宮を出れば、残り210キロほど、夕方4時か5時にはゴールできるかと思っていたが、どうやら甘かったようです。とは言え、制限時間には十分に余裕があるので無理せずに淡々と走ります。
しかし宇都宮から86キロほどのPCまでがやけに遠く感じる。

なんとか475キロ地点のPC4に着いたのは、10:40。
暑さで食欲もないので、とりあえずアイスを食べて一息ついてから、ゼリーを食べる。
一休みしてからスタートするが、暑さはますますひどく無理すると熱中症になりそうなくらい。(この日は最高気温35℃近かったようで)
おまけに、もう一人はやはり眠気に勝てない様で、全く力が出ない様子。
これはちょっと横にならないと危険すら感じるということで、休み場所を探すが、日が高く上っているので適当な日陰が見つからない。「どこかいい所ないかなぁ・・・」と探していると、大きな橋が見えてきました。「橋の下ならいい感じの日影があるに違いない!」と河川敷に降りて砂利道を橋の下まで戻り、コンクリートの上で一休み。利根川の坂東大橋の下で、15分(10分だったかな?)後に目覚ましをかけて、横になると一瞬で夢の中。

短い時間でしたが、横になって寝たことでちょっと回復し、再び走り出す。

相変わらず暑いが、ところどころにある日陰に入ると気持ちいい。

その後もペースダウンしたり、眠気覚ましにぐっとペースアップしたり、あまりブルベらしくない走り方で何とかゴールに向けてこぎ続けます。(仲間は頑張って漕ぐと眠気を押さえられるそうです。すぐに疲れるので長くは続きませんが^^)

青梅の通過チェック(555キロ地点)には、16:02に到着。
暑さはピークを越えたものの、食欲はないのでカフェオレにゼリーと糖分補給をして、残り50キロをスタート。

その後もペースアップ・ダウンを繰り返しながら、18:58にゴール。
予定よりは遅くなりましたが、暑さにやられる中なんとかゴールで来たので良しとしましょう。
今回は、きつい向かい風や夜の冷え込みなどもなく、コンディション的には悪くないハズですが、暑さにやられたブルベでした。改めて「楽なブルベなどない」と思い知った次第です。

とにかく、これで今年もSR確定できました。

次は、R東京の帯広ブルベに参加予定。
去年はここでも暑さにやられましたが、今年は気持ちのいい天気だといいなぁ。
ああ、はやく帯広「北海道」のジンギスカンが食べたいdouble exclamation

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