2018帯広ブルベ その3(ブルベ600知床峠2日目)

2019/05/01

7月1日(日)
知床峠のブルベも二日目。
iPhoneの目覚ましで起きて、そそくさと準備を済ませて出発。朝早いが民宿のおばちゃんは起きて見送ってくれる。ボトルの水をお願いしたら、丁寧に氷をたっぷり入れてくれた。(明け方涼しいので氷はいらなかったがその気遣いに感謝)

4時ちょうどくらいに宿を出発。
短パンにウィンドベストで走り出したが、意外と寒いのですぐに停まってウィンドブレーカーとレッグウォーマーを装着。
道には自分一人だけ。静かな朝です。

少しすると霧が出てきた。
標津までの海岸線、完全フラットかと思っていたら意外とアップダウンがある。昨晩痛くなった右ひざの調子がやっぱり今一で、あまり踏み込めないので登りは一気にペースダウンしながらなんとか進む。

途中、3回ほどキツネを見かけたが写真を撮ろうとするとサッと逃げてしまい、カメラには収められず。
363キロ地点、標津の通過チェックは5:53に到着。雨は降ってないが相変わらず肌寒く体も今一つ暖まらないので、暖かい「ふんわり卵の親子丼」とカップ味噌汁を食べて暖まる。
おまけに補給用にミニ粒あんパンも購入。

中標津へはゆる~い登り。ペースは上がらないが淡々と進んで標茶の通過チェックへ向かう。

途中の原っぱに鶴の姿。わーい (嬉しい顔)
この首とお尻が黒いのは丹頂鶴か。良くは知らないが冬のイメージだったので、夏でもいるんだと感心する。

さらに少し先では鹿が軽快に草原をかけて行く。
天気は今一つだが、最初のキツネと言い北海道らしい動物との出会いに気分も上々。相変わらず膝の調子は良くないが、平坦をクルクルと回すペダリングは大丈夫なのでなんとか完走はできそう。

それにしても、ブルベ参加者には全く遭遇せず。
皆とっくに行ってしまったんだろうか。逆回りの参加者も数名いるはずだが、民宿で寝ている間にスライドしてしまったか。

写真では伝わりにくいが、見渡す限り牧場のような草原が広がっていて、これで天気が良ければもっと気持ちいいだろうに。考えてる顔
空は見渡す限り相変わらずの曇り空。進行方向はより厚い雲が覆っていそうで、雨になるのだろうか。

少し下って、409キロの標茶の通過チェックは8:13到着。
お腹もすいてないので、牛乳とカフェオレを飲んですぐに出発。

ここからは釧路湿原沿いに釧路へ向かう道。しばらく進んでシラルトロ沼の手前でついに雨が降ってきた。この先天気は回復しそうにないので、濡れないうちにと早目に防水のウィンドブレーカを羽織る。
脚には↓これを使ってみました。

ぴちっとしたゴムのシューズカバーで雨を防ぐもの。
1年以上前に買ったのですが、初めて使ってみます。
キツキツのゴム製で、履くのも大変ですが説明通りにやって何とか装着。足首もぴっちりなので水は入ってこない。しばらくは靴の中に水も入らず快適に漕いでましたが、時間がたつとどうなるやら・・・

いよいよ本降りになってきました。
道路の端や轍になったところは水が溜まって走りにくいので、道の真ん中を走りますが車が来るとよけなくてはいけないのでちょっと大変。

おまけに塘路湖の先は意外とアップダウンがあってちょっとツライ。がまん顔
おまけに1時間もたつとさすがに靴の中まで水がしみてきて、う~ん気持ち悪い。カバーで覆ってはいるもののクリートのあたりからどうしても入って来てしまう様。少々の雨で中が濡れないうちはいいのだが、いったん中まで水が入ってしまうと気密性が高いだけに返って蒸れた感じになってしまう。正直あまりいい買い物ではありませんでした。

雨の中、膝の調子は相変わらず今一つで思いのほかアップダウンのある釧路湿原沿いを進み、なんとか479キロ地点のフィッシャーマンズワーフのすぐ裏手にあるPC3ファミリーマートに11:39到着。
カップ麺とおにぎり2つでちょっと長めの休憩を取って出発。

釧路を出るころにやっと本降りの雨は止んで霧雨程度になってきた。
そのあとも太平洋沿いに進むが、残念ながら霧雨で遠くが見えないので景色は単調。

幸い、ここからゴールの帯広までは緩い上りが数か所あるだけ。
途中で補給食のゼリーなどでつないで、17:59分に何とか明るいうちにゴール。ギリギリ37時間切り。ちょっと仮眠でのんびりし過ぎたか。

膝も痛いし、すっかり翌日の400はDNSするつもりでホテルロビーのゴール受付へ。
明日はDNSしようと思っていると話すと「え~っ、とりあえずスタートはしましょうよ」とのお誘い。
もともと参加者8名程度とかなり少ないのだが、明日の夜も雨(しかも大雨)予報とあってDNS続出らしい・・・猫2
まあ、せっかく北海道まで走りに来ているんだし、雨はいいとして「膝の調子次第かな」と思い始める。

夕食はホテルのバイキング。と言えば聞こえはいいが、そもそも主なお客さんはガテン系の業者の人たちで仕事で連泊する人が多いホテル。なんと¥600でコロッケや天ぷら、卵、カレー、そばなどハイカロリーな物が食べ放題。味のほうは・・・まあ期待するだけ無茶というものですが、生ビール¥400で合わせて¥1,000でブルべ腹を満たしました。

あとは、のんびりと疲れをいやして明日のブルベは明日の調子次第ということで眠りに着きました。

ちなみに、VELOTOZEとか言うレインシューズカバー。結局クツの中はびしょ濡れになった挙句、脱ぐときにビリっと破れて1回でおしまい。がまん顔
まあ想定はできましたが、やっぱり残念な結果でした。(自分の使い方が悪いのかな?)

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