BRM329東京400ぐるっと富士山 久しぶりに修行の様な、、、

先週末は今年3度目のブルベ「BRM329東京400ぐるっと富士山」でした。

年明けから200、300と走ってきて今度は400。
順調に距離を伸ばしてきていると言えばそうですが、実は201の鎌倉以来丸2か月もの間ロードバイクに乗ったのは先日の「自転車交換会」で皇居まで往復したのみ。
ただでさえちょっとキビし目のコースなのに、まともに走れるかちょっと(いやかなり)不安。

コース

6時に等々力公園にある川崎市民ミュージアムをスタートなので、5時半のブリーフィングに間に合うよう家を4時半少し前に出発。
この日は日中20度以上とかなり暖かくなる予報なので、暑くなっても大丈夫なように薄手の長袖防風ジャージのほかにサドルバッグには半袖のジャージも入れておく。
明け方の冷え込みもさほどなく、ウィンドブレーカなしでもちょうどいいくらい。
家を出た時にはさすがに真っ暗。途中、同日開催の5時スタートの300組とすれ違いつつ、5時半にスタート地点に着いた時には既に薄明るくなっている。随分と日が長くなったもんだ。

受付で顔なじみとなったスタッフのばっきーさんやFさんなんかとご挨拶。
更に、交換試乗会で試乗させてもらったラボバンク使用(+GOKISO)の(Wさん)Kさんともご挨拶。なんでも、先週・先々週と400&600勝手ブルベを走ったとのこと。いやスゴイ!
隣では、ランドヌールの田村編集長と三船さんが話している。どうせ三船さんを見かけるのはスタート地点のみ。あとは二度と追いつく事はない。なんでも18時間で走る予定だそうな。

ブリーフィングでは、しきりに「きついコースです」と。
2週前にスタッフが試走したときは、強風と寒さで相当にキツかったらしい。なんでも夜の箱根峠は-4℃だったとか・・・ 
今日は暖かくなりそうなので、そんなに厳しいことにはならないだろうと油断する。

スタートは受け付け順にいくつかの組に分かれていて、自分はE組で最後の方。
スタートするとすぐに周りの人とはばらけて、あとはほとんど一人旅。
走り出してすぐにこのところの乗り込みの少なさを感じる。まったくスピードに乗れない。
無理せず完走を目指すペースで走る。
奥多摩までは何度か走ったこともある定番コース。しばらく走るとKさんが道端で止まっている。どうやらパンクの様子。一声かけたが大丈夫とのことでそのまま先に。まあどう考えてもどうせすぐに抜かれる・・・ (実際、柳沢峠の下りであっという間に抜かれて見えなくなってしまった)

奥多摩湖あたりまでは天気も良く天候コンディションは上々。
この先も時折風が強く吹くものの、まあまあの天気。予報では日曜明け方から雨だが、さすがに降る前には帰り着く予定(でした。この時は)

途中からちらほらと道の脇に残雪が見えるようになり、奥多摩湖あたりからは結構な雪が残ってました。
Resize1051_2

いつも写真を撮る赤い橋。
青や緑に映えてきれいですねぇ。
Resize1052_2

柳沢峠への登りは斜度こそそんなに厳しいところはないものの、結構長い。
途中2~3か所工事で未舗装区間があったり、何より今の自分には体力的にキツイ!
Resize1053_2

それでも、漕いでさえいればいつかは辿り着くもので、なんとか峠に到着。
Resize1054_2

これまたいつもの場所で写真を撮って、早々に出発。
Resize1056_2

登りでかいた汗が一気に冷えそうだったのでウィンドブレーカを着込んだが、これは正解。
さすがに1,500mほどある峠付近は気温が低い。
それでも、石和辺りまで下るとだいぶ暖かくなり、今度は眠気に襲われてしまった。
しばらく我慢して走ったが次第に猛烈に眠くなってしまい、ついに笛吹川の河原へ降りる斜面で横になって昼寝   寝たのは20分程度だと思うが随分と楽になり、再出発。
既に1時半をまわり、PC2まではまだ1時間以上かかりそうだったので、途中のセブンイレブンで昼食=親子丼+桃ゼリー。
ここでゆっくり目に休んで、PC2の休憩は短めに。

途中初めて通るような道でこんな狭いトンネルを抜けたり、この先短いがGarminの読みで18%くらいある激坂を上ったりして、富士川沿いへ。
Resize1057_2

ブルベで何度も走っている身延線沿いの道。しかし、終始向かい風。キツイ
エネルギー補給にコーラが飲みたくなるが、なぜか道端にあるのはDYDOの自販機ばかり。やっと身延駅の前にコカ・コーラの自販機を見つけるも、係の人が補充をしていて「今は使えません」とのこと。
Resize1058

こうなると意地でもコカ・コーラが飲みたくなり、結局コーラにありつけたのはさらに10キロほど進んでから。
途中には桜の木。3年前のBRM402青葉300の時はもうちょっと咲いていたような気がしますが、この日はまだまだ2分咲きと言ったところか。
Resize1059

(ここから先は、疲れと暗くなってきたのとで写真は無し)
PC3には6時過ぎに到着、あんまんで軽めの補給をして40キロ先のPC4へ。PC4まではほぼ平坦の道のりで、その先がもう一つの難所である箱根峠。
既に真っ暗だが、市街地なのでライト1灯で走る。ちょうど二人組の人と一緒になり、しばらく後ろ(と言っても10メートルほど空けて)走っていたが、途中で前へどうぞみたいな感じになりそのまま流れで前を走る。
と、ここで事件発生
いきなり縁石が出てきて、いや勝手に出てくる訳はないのだがよく見えずに、縁石に斜めから突っ込んでしまい落車
一瞬対向車のライトで前が見えなかったのと、下の写真(ネットから拝借)のような道路とどうかしたような色の縁石で直前まで分からなかった。
Pb050425s

前輪の左を見事にこすり落車。Qシートを固定していたホルダーや、ボトルが吹っ飛んだり、なぜか右足のすねを打ったものの大きな故障やけがもなかったのが幸い。
大きく曲がった左のSTIレバーを直して走り出す。ホイールが行ってしまってたらヤバいなと思ったが、特段フレなども感じられず、とりあえずは問題なく走れそう。
しかし、どうやらリムに大きな傷がいくつか付いてしまったようで、ブレーキをかけると「ガシッ、ガシッ・・・」と音がする。

まあ、とにかく走れはするのでそのまま走行。気持ち後ろブレーキを多用しながら。
PC4で見てみると、前輪のホイールやスポーク、左クランクやシートステーに傷がついていた(涙)
PC4でカップ麺(そば)を食べていよいよ峠に向けて出発。
スタート早々真っ暗な山道。車も通らない、街灯もない、前後に誰もいないとかなり寂しい状態。普通の時ならかなり怖い思いをしそうなものだが、なぜかブルベのテンションだとさほど怖くはない(気持ちよくもないけど)
斜度は6%ほどなので、疲れてはいるが淡々と上る。
が、途中から霧が出てきて、上るにつれてどんどん濃くなる。十国峠の手前辺りではついに冷たい雨まで降り出す始末。
おまけに時折ものすごい突風 冗談抜きに前に進まないほど。
寒さしのぎにウィンドブレーカを着るが、もともと防水ではないのであっという間に中までびっしょり。
濃い霧と冷たい雨の中、久しぶりに修行のようなブルベだなぁと思いながらなんとか芦ノ湖畔の通過チェックのコンビニへ。とにかく暖かいものと思いコーンスープを飲むが、外は風もあって寒い。

更にはここから小田原までの旧道の下りがまたツライ。
ところどころ10%近くの斜度だが、雨でまるでブレーキが効かない。フロントリムは傷付いていてシューがどんどん削れてそう。とにかくせっかくの下りだが、寒いし腕は疲れるしろくなことがない!
簡単にできるならDNFしてしまいそうだが、幸いと言うべきかここでやめても自走で戻る以外に道はない。

小田原まで下れば、あとはR1からR134で江の島~逗子~横浜とまわって武蔵中原まで戻るコース。途中また眠気に襲われコンビニの軒下でしゃがみこんで一眠りしたりしたが、何とかゴール。
24時間は切るのがやっとのペースでしたが、何というか達成感は半端ない
受付のデニーズでスパゲティを食べて家に帰り、シャワーを浴びて一瞬で眠りに落ちました。

と、まあ本当に厳しいブルベでした。
がしかし、数日経った今、「も~嫌だ!」という感覚はまるでなくなってしまっているという自分がちょっと変だと思ってます。

次はBRM419東京600関東一周です。
天気がいいことを祈ってます

あぁ、だらだらと長いだけの文書になってしまいました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

↓ブログ村ランキングに参加してます。
↓よろしければ、クリックお願いします。<m(_ _)m>

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村

-自転車