BRM502埼玉200いよいよ竜飛岬・・・そしてDNS (東北1700-4)

5月2日(水)
東北1700も4日目(ブルベとしては3つ目)で、いよいよ竜飛岬に行く日。
関東地方は天気が崩れているようですが、幸いにも東北地方は好天に恵まれてます。

朝5時半のスタート地点「道の駅つるた」まで、ホテルから7キロほど。
余裕を見て4時半過ぎに出発。
同じホテルに10人以上は泊まっていたと見えて、皆さんもちょうど出発の時間。スタート地点までもかたまりで走りました。

ちょっと早めについたので、集合場所の向かいにあるコンビニでパンとコーンスープの朝食。
ブリーフィングでスタッフの人も言ってましたが、昨日や今日のコースはPC以外にコンビニなどの補給できるところがほとんど無い。
下手すると50キロ以上お店がないというような場所なので、補給できるところでしておくことにします。

スタートしてしばらくは、またまた平坦な道。
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実は、デジカメで写真が取れたのはここまで。
この後、撮ろうとしたら「ピピピッ」と鳴ってカメラの電源が入らない
「あれっ、バッテリー切れかな。一昨日の夜充電して昨日一日でなくなるとは思えないんだけど、、、」と不思議だったのですが、止まったときにもう一回試してみて液晶表示を見ると「レンズエラー」の表示。
これまでアスファルトにたたきつけられ、キズだらけになっても動いていてくれたのに、ついに・・・ 

と言うわけで、ここからはiPhoneで写真を撮るのですが、さすがに走りながらは無理なので、止まったところで撮るだけになってしまいました。

ところでお尻の痛みの方は、走り出しから「かなり」ダメな状態。
レーパンを2枚重ねにしてはいたのですが、既に擦れて痛くなったお尻にはいまさらパッドを厚めにしたところで効果なし。
こりゃいよいよ明日はDNSかなと覚悟を決めつつ、とにかく今日一日は走りぬこうと、我慢して走り続けました。

途中軽めの峠を1つ2つ越えて津軽海峡に出て70キロほどでPC1。う~ん、やっぱりお尻が痛い。腰を浮かせ気味にしたりしながら、なんとか進みますがスピードも出ず、つらい旅です。
それでもあと10キロで竜飛岬。頑張って進みました。

コースは海岸線の半島先端手前で坂を上ってゆくのですが、せっかくなのでとにかくそのまま先のほうへ。
なんでも国道のくせに階段になっていて車が通れないということで有名な(らしい)その名も「階段国道」へ。
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なるほど、これが国道ってたしかに珍しいような・・・
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で、一旦少し戻り結構急な坂を上って、これまたコースからは外れるものの岬の展望台へ寄り道。
ついに来ました
自宅から、900キロちょっとの道のり。とにかく、自分の脚だけでここまで来たと言うのはちょっとした達成感
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岬から少し下ったところには、あの「津軽海峡冬景色」の碑があって、ずっと曲がかかっている・・・ と思ったら、別にエンドレスで流れているわけではなく、写真中央、自転車の上の赤いボタンを押すと流れるようになっていて、曲が終わるとすぐに隣の物売りのおばちゃんがボタンを押してるってことでした。まあ、つまり事実上エンドレスで流れているわけですが、、、
しかも、曲は2番のみ。そうです「ごらんあれが竜飛岬北のはずれと・・・」の歌詞のところです。
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ほんの5分かそこらいただけで、頭の中がひたすらその曲になってしまったので、早々に退散してコースに戻りゴールを目指します。

ここから5キロちょっとところどころ10%を越えるキツめののぼりが続きます。
お尻の痛さも相まってヘロヘロになりながら上っていると、前のほうに背中に何か書いたつなぎを着てママチャリに乗った、いや下りて押しているちょっと変わった感じの二人組みが。
通り際に「何してるんですか?」と聞いてみると、なんでも青森の深夜番組で「自転車で青森一周する企画」をやってるんだそうで。そういえば2台の車が前後して撮影などしてました。
「おりて歩かないんですか?」って聞かれましたが、「一度歩くと思い切り休んじゃいそうなんで」と言ってそのまま通り過ぎました。
実際、ここで歩いてしまうとえらく時間がかかってしまいそうだったので、とにかく半分立ち漕ぎでゆっくりと進みます。

なんとか頂上を越えて下り始めのビュースポットで一休み。
遠くに北海道が見えます。これぞ正に津軽海峡
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下りも楽しく進むというよりも、なかなかの急坂&急カーブで、ブレーキをかけながら慎重にくだって海岸線へ。
しばらく海岸線を走った後少し内陸に入るのですが、ここからまた恐怖の(超)平坦真っ直ぐ道。ここまで眠気とは無縁だったのですが、ついに眠気が襲ってきて、おまけに相変わらずお尻は痛くて、結構つらい区間でした。

PC2を過ぎると、あと50キロ。岩木山の中腹をぐるっと回ってゴールの弘前です。
山の中腹のコースは先週くらいにやっと開通したと言うことで、もしかしたら雪など残っていてすごく寒いのでは、と心配しましたがさほど寒くはありませんでした。
それでも道の脇には雪が残ったりしてます。
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最後の20キロほどは、もうとにかくサドルに体重をかけるのがつらくて、思い切りお尻の位置をずらしたり、腰を浮かせたりしながらなんとか進みますが、そんな格好で漕いでいるので変に脚が疲れてしまい一向にスピードは出ません。
朝早くスタートした割には、薄暗くなり始めた夕方の6時過ぎにやっとゴールしました。

弘前ではホテルに入ってさっそくスタッフの携帯に明日と明後日のDNSの連絡。
何となく気が楽になった反面、じわじわとくやしい思いも募ってきます。

そのあとJR弘前駅まで行って、翌日の東京までの切符を買ってから夕食。
昨日、一昨日と魚を食べたので、肉が食べたくなったのですが近くにコレといったお店も無く、結局「牛角」で一人焼肉勝手に食べ放題。おなか一杯食べました。

さて、翌日はゆっくり起きて、せっかくなのでかるく弘前城の桜を見てから帰路へ。
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青森から新幹線に乗る頃にはかなり本格的な雨になってきて、「いまごろ皆この雨の中走ってるんだろうなぁ」と思いながら、天気のいいときだけ走れてラッキーが半分、ここまででリタイヤの悔しさ半分(実はくやしさ8割くらい)の気持ちで窓の外の景色を眺めながら帰ってきました。

まあ、終盤はとにかくお尻が痛くて参りましたが、竜飛岬までは行きつくことが出来たし、4日連続でいやと言うほど自転車に乗るのも初めてで楽しい経験でした。

次、いつこんなチャレンジができるかわかりませんが、いずれは今回を越える距離にまた挑んでみたいですね。

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