ブルベ用ライトの旅は続く・・・

ブルベ用にいいライトを求めて、Gentos閃(SG-325)を外から単2電池で使うように改造した記事を書きました。(こちらの記事

そのときの明るさを測定したグラフがこれ。
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点灯してから1時間ほどで一気に半分以下の明るさになり、そこから傾斜は緩やかになるものの4時間弱まで下がり続けて最初の1/5ほどになったところで、その明るさがずっと(24時間以上)つづくというもの。
マンガン電池でもアルカリ電池でもほぼ同じ特性でした。
これじゃあブルベのような長時間使うには暗くなってしまってダメだなぁ、と思いつつも15時間ほど使った電池でCateyeのライトと赤さを比べて「これでも意外と明るいじゃないか」と思い直したりしてました。

でも、やっぱり4時間ほどで当初の1/5まで暗くなってしまうのはどうも気に入らない。
時間が経っても光量の落ちないライトにしたい! と考え、投入してみたのが昇圧型のDC-DCコンバータ。
1円玉よりも小さいモジュールで電池1本とか2本とかから2.0~5.5Vの定電圧を得ることができるスグレモノ。電流も300mAほど取り出せて、値段も一つ525とお手ごろです。
これで、ランタイムは少し短くなるかもしれませんが、時間が経っても一定の電圧を供給でき一定の光量が得られるはず。
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早速接続して、試しに使い古しの電池でもう一度明るさを計ってみたのが下のグラフ。
8時間過ぎで一度切って、しばらくしてからまた点けています。
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一目見て分かるとおり、期待は見事に裏切られ明るさの特性は全く変化なし。
電圧を測ってみてもちゃんと一定の電圧(今回は4.2Vに設定)が供給されてます。
これはもうわざとこういう特性にしているとしか思えません。
たしかにグラフの形も単に電池の電圧が下がってきて暗くなるにしては不自然に直線で結ばれてますし、、、
しかも、一旦消してしばらくしてつけるとまた明るいところから始まる。
それにしてもこれって一体・・・
ジェントスのライトの明るさは俗に「ジェントスルーメン」と言われるように信頼されていないようですが、このライトも最初だけ明るくして「明るいライト」の印象を持たせ、後は暗くしてランタイムを稼ぐことを意図したものなんでしょうか。
わざわざこんな風にしているとしたら、なんだか裏切られた気分

つまり、先日の実験の後「この明るさでも結構いけるんじゃない」って思ったのは、一旦消して再度点けた明るい状態を見たわけで、やっぱり長時間は使えないというのが事実の模様。

う~ん、FenixのLD20なんかは以前計ったときには見事にフラットな特性を出していたのになぁ。残念ながら、Gentosダメだなぁ。

しか~し! ここまできたらあきらめられない。
この際壊れてしまってもいいから、中がどうなってるか見てみよう。ってことで、分解
ヘッドの部分はネジになっていて外すとレンズとレンズを押さえている黒いリングが取れます。
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中を見ると、LEDがアルミの円板に固定されていて、その円板はリング状のネジで固定されてます。
外側の丸いくぼみに細いドライバーを突っ込んで、無理やりまわすと(とても硬かったですが)なんとか外れました。
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その下から現れたのは小さな基盤。
マイナスの電源を取るためのコードと、LEDへの接続2本、計3本で繋がってます。
もうこの際なので、コードをニッパーでブチッと切断。あ~あ、もう元には戻れません。
取り出した基盤がこちら。
なにやらICといくつかの部品が乗ってますが、こいつがあのいやらしい照度特性の張本人に違いない。
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そこで、このいやらしい基盤から開放されたLEDを例の定電圧モジュールにつなげてみました。
LEDは電流駆動なので、定電圧モジュールに直結するのは本当は無謀なんですが、どうせ300mAくらいまでしか取り出せないモジュールなのでLEDを壊してしまうことはないと判断。
すると、期待通り明るく光りました。

よし、じゃあ直接LEDを定電流モジュールにつなげば良い訳だ!
で、今度は定電流で実験することにしました。

結果は? 今まさに測定中なので、後日報告します。
それにしても、利用的なブルベ用ライトへの道は遠い・・・ 旅はまだ続きそうです。

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